白毛門(2015年3月28日~29日)

【山域】谷川連峰
【天候】晴れ
【アクセス】
新宿駅(埼京線)⇒大宮駅(特急草津)⇒渋川駅(上越線)⇒土合駅
(土合山の家までのアクセスは、土合駅からか、あるいは水上駅からバスで)
【CT】
3/28:土合山の家(13:44)-土合橋付近雪上訓練(13:54-16:10)-土合山の家(16:29)
3/29:土合山の家(7:02)-白毛門登山口(7:20)-東黒沢(7:27)-松ノ木沢の頭(10:06)-白毛門(11:15)-白毛門登山口(14:20)-土合山の家(14:34)
【行動時間計:10時間17分(小休止含む) 合計距離:10.2km  累積標高(上り):1103m】

恒例日本一のモグラ駅。地上に出るまで462段上がってもうれろれろ。その昔は土合駅の462段の階段を各大学の山岳部が名誉をかけて競争しながら上がっていったものだという古き良き時代の話みたいなのを聞かされた。


1日目は土合橋付近で雪訓。
・アイゼン歩行:フラットフッティング、フロントポイント
・滑落停止:意味と基本操作
・ザイルワーク:ケース(スタカット、コンテ、固定)の理解と実践
・雪中埋没体験


雪中に少し埋められだけでまったく身動き取れず。雪崩にやられたら助からないということがよく分かった。僕が埋められてるときに、このまま帰るかとか不安なこと言うのやめてください。

雪訓で8mmのロープ径に対して持ってきたプルージックコードの径が近すぎてプルージックあまり効かない仲間がいた。ロープが10mm径だとちょうどいいみたいだけど、プルージックコードは複数の径を用意したほうが確実なのかなとちょっと考えた。

滑落停止の際に体を反転させる方向について。セオリーだとピッケルの持ち手側に回転するほうが動きが少なくてすぐ制動に入れると思うし都岳連のリーダー講習でもそう教えてると聞いたけど、逆側に反転したほうが強くピッケルを打ち込める派もいるようで会としても見解を統一出来ないらしい。ザイル、カラビナ操作はオーバーグローブのまま慣れるまで徹底的に練習必要と感じた。

夜は、土合山の家名物かにかにかにかに。そして部屋で宴会に突中。

2日目は白毛門のピークを目指す。パーティーは2班に編成。

登山口最初の難関。結局、橋を渡らず川の上に残ってる雪層を渡る。100人渡っても崩れません、しかし残念ながらあなたが101人目でしたとか神様に言われて崩れて川に落ちるんじゃないだろうかとそろーりそろーり渡った。

右側に雪庇が大きく連続して張り出す。

トレースはしっかりあるが、クラック、ツリーホールも多くルートフィイトは慎重を要する。なかなかの急登がずっと続く。谷川岳の展望台と言われる山だけあって、谷川岳の展望は素晴らしい。

山頂手前はクラックや表層雪崩が発生していて要注意。けっこうな高度感あり、ダガーポジションをとって登ってる最中、途中すぐ横で小さな雪崩が発生して肝を冷やした。
他の山岳会のパーティーはコンテで下りてきてた。うちはリーダーの判断でザイル出さずスピード勝負。






白毛門山頂(1720m)で素晴らしい眺望を楽しみ10分ほど小休止してから下山。


山頂直下はけっこうな高度感で、雪が緩みアイゼンは効きづらく、下りのほうが怖かった。しかし、雪崩の巣のような危険箇所はとにかく一刻も早く立ち止まらず通過。下りで慎重になりすぎアイゼンを効かせようと立ち止まりすぎ、逆に重力でズルズル落ちないようにとリーダーから注意。

山頂直下を通過した後、ゆるんだ雪を踏み抜いた足がかなり深くはまって抜けずに、仰向けのまま動けなくなり3人ががりで救出してもらった。ソロだったら自力で抜けられたろうか怖い。

好天に恵まれ谷川岳の展望も素晴らしかったけど、山は雪崩、クラック、雪庇に注意が必要で、緊張感強いられる山行となりました。これから計画されてる方は注意してください。

サミットガイド宮崎薫Office WEBSITE

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