天国に一番近い男と称させるアルパインクライマー、山野井泰史さんとその妻・妙子さんのギャチュン・カン北壁登攀。
60度の雪壁をノーザイルで上がっていくとか、テラスの全くない壁でロープをブランコのようにしてビバークとか、人間のやることを超越してる。
雪崩にやられて二人とも殆ど目が見えず手が凍傷で動かない状態で、気が遠くなるほどの時間をかけながらハーケンを打ち込み、支点を作って下降を繰り返しながら奇跡の生還。
夫婦合わせて28本の指を凍傷で失って今もなお、山への情熱を失わず先鋭的なクライミングが出来る彼らは、山の神に愛されすぎてしまっているのだろう。
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