「やさしい山のお天気教室」栗澤徹(著)

 
著者はFacebookの「やさしい山のお天気教室」を書かれている、西穂山荘支配人で気象予報士の粟澤徹さん。
 
目次
・天気の基礎知識
・季節の天気と天気図
・山のてんきと安全登山のための知識
・天気予報と地球の大気
 
低気圧と高気圧って何?というかそもそも気圧ってなんじゃ?から始めてくれるので、中学校の理科の復習を始めるつもりで読みやすい。
 
気象の基本を分かりやすい絵を織り交ぜて説明した後に、季節ごとの天気の特徴に移る。実際の山岳での空の写真も素晴らしくて読んでて楽しい。
 
第3章では山での実際の気象リスクをテーマに。山での紫外線、集中豪雨、雷、冬山での雪崩まで。
 
山を始めて多くの人が勉強するのに最初苦労するのが、気象と読図じゃないだろうか。
 
天気図と地形図がある程度読めるようにならないと、厳しい人なら、山に入る資格がないと言うかもしれない。
 
ITの恩恵のお蔭で、昔と違いきめ細かな情報がいつでも手に入るようになった。
 
地形図とコンパスが常識だった読図技術も、スマホのGPSアプリによって山岳でも正確に現在位置が特定できるようになったし、登山地図だけではなくて25,000分の1地形図上に現在位置を示してくれるアプリまである。
 
気象についても、昔の山岳部だったらラジオ聞きながら天気図書いていたのが、今はヤマテンなど山岳気象専門の予報会社などもあり、いつでもインターネットを通じ精度の高い情報が手に入れられるようになった。
 
それでも、基本を理解していないと、いざというときに全く応用が出来ないし、情報機器が使えない状況だとお手上げということにもなりかねない。
 
どんなに時代が変わっても、最低限の知識を勉強して身に付けるのは山に入る者の義務だと思う。
 
 
 
 

サミットガイド宮崎薫Office

認定山岳ガイドによる技術講習とガイディングを通じて、スタンダードな登山の技術と登山の楽しさをお伝えしてます。はじめての登山から、雪山、バリエーションルートまで。今より一歩先の登山へのチャレンジを、安全に分かりやすくサポートします。 日常を脱ぎ捨てて山へ冒険に出かけましょう。