「ハイグレード登山技術―アルプス3000m峰から冬山まで」菊地 敏之(著)

 
会のリーダーから勧められて読んでみた。岩稜やバリエーション、雪山登山に必要なロープワークやピッケル・アイゼンワーク、岩場における体のこなし方など。
 
技術書は縦走などの一般登山、雪山、クライミング(フリー・アルパイン)、沢といったカテゴリーで分かれてることが多いけど、クライミングシステムの初歩、一般ルートでもハイグレードな岩稜での確保や、バリエーションを想定したロープワークを体系的に学ぶには、評判通りとてもいい本だと思った。
 
以下は読書メモ。
 
◆ロープ
表皮が滑りやすく結び目が緩みやすい。末端処理をしたあとでも、径の10倍程度の長さを余らせておく。

◆支点
スリングは出来るだけ根元に近い部分に締め上げる。
・岩角にはテープスリングを引かれる方向に配慮して。
・アンカー用の支点は必ず複数のものをスリングで連結して使う。
 1.荷重分散を図る
 2.バックアップを図る
・荷重分散を行う場合のスリングの角度は60度以下。

◆スタカットビレイ
つ進む。
・トップが落ちたら押さえ手を下に落としビレイデバイスのロープに屈曲を加えてロック。
・セカンドのビレイはビレイデバイスかカラビナによる半マスト。

◆コンテニュアスビレイ
支点にカラビナを通すコンテニュアスクライミングも。

◆懸垂下降
・体勢はハーネスに完全に腰掛けてロープに体重を預け両足で岩につっぱるように。
・支点の強度チェック
・ロープの末端は必ず結ぶ
・下降機セットの確認
して上から降ろす

◆補助ロープ
・8mm20mは欲しい
・お助け紐で使う場合、手で掴む部分にエイトノットの結び目

◆コンテニュアス歩行
支点を取って両手で登る。

◆スタカット歩行
・雪山で迅速に支点にできるもの
大きな岩はメインロープを8の字にしてかぶせる)、灌木

◆雪山でのビレイ
・肩がらみ
・腰がらみ
・スタンディング・アックス・ビレイ
 



 

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