スタカットビレイとは、滑落、墜落の危険性が高い場面で、支点を起点にして一人(トップ、リード)がもう一人(フォロー)の確保を受けながら登るシステム。
トップが登ってる途中の滑落、墜落に備えて、中間支点を設けながら登る。
支点には岩に打たれたボルトや立木などが使われる。
次の支点まで登ったら、そこを起点にして後続のメンバー(フォロー)を上から確保して順番に登らせる。
危険箇所が続く場合は、このシステムを繰り返しながら突破していく(マルチピッチ)。
トップが登ってる途中の滑落、墜落に備えて、中間支点を設けながら登る。
支点には岩に打たれたボルトや立木などが使われる。
次の支点まで登ったら、そこを起点にして後続のメンバー(フォロー)を上から確保して順番に登らせる。
危険箇所が続く場合は、このシステムを繰り返しながら突破していく(マルチピッチ)。
◆ 長所
強固な支点を起点にしてパーティ全体の安全が確保される。
◆ 短所
コンテニュアスビレイとは違い、パーティー全体が行動しながらではなく一人一人が順番に行動するため、運用に時間がかかる。
◆ 手順の一例 (急峻な樹林帯の斜面を想定)
1. フォローが立木でセルフビレイをとりビレイの準備。
(立木にセルフビレイをとる場合、ロープを立木に回してからクローブヒッチでカラビナをビレイループに連結するか、立木にスリングをラウンドターンがガースヒッチでセットしてセルフビレイコードでとる。)
2. トップは立木に中間支点を設けながら登る(立木が中間支点になるようジグザグにルート取りしてもよい)。
3. 終了点に到着したら、セルフビレイをとり立木に支点構築。
4. トップはフォローに「ビレイ解除」コールを出し、フォローはビレイ解除。
5. トップはビレイの準備をし「ビレイOK」コール。
6. 中間登攀者はメインロープにフリクションヒッチ(ブリッジプルージック、クレイムハイストなど)をセットし、「登ります」コールを出し、セルフビレイを解除して登る。
7. 中間登攀者は順次全員、同様に登る。支点に到着したらセルフビレイをとる。
8. トップは余分なロープを引き上げる(ロープアップ)。
9. 最後に残ってるフォロー(ラスト)は「ロープいっぱい」コールを出す。
10. ラストはセルフビレイを解除し登る。
◆立木への支点構築方法
ガースヒッチは強度が低下するため、 可能な限りツーバイトやラウンドターンで支点構築。そのため180~ 240cm程度の長いスリングを準備する。
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