アッセンダーについて

アッセンダー(登高器)はフィックスロープにセットすると、カムなどの働きにより、上方には動くが下方には動かない仕組みになっている。

マッシャーやプルージックなどのフリクションヒッチでのロープ登高バックアップを機械化したもの。

上方には動くが下方には動かない仕組みを生かし、ロープ登高だけではなく、フリクションノットの代わりとしてストッパーやレスキューに使われる。

僕が持ってる主なアッセンダー。

ペツルのシャント。
 
かなり昔からある道具のようで、当時からほとんど形が変わっていないことから完成度はかなり高いギアといえる。

懸垂下降のバックアップ用として、またはアッセンダーとして使用できる。構造がシンプルで操作しやすく、他のアッセンダーのようにロープに食い込むギザギザが無いのでロープを痛めることがない。またロープ2本をセットできるという特徴がある。
 
レスキュー研修で真っ先に買わされて、レスキューの練習やるときは欠かせない道具。

持ってると大変有効だけど、欠点としては重さか。

ペツルのマイクロトラクション。

本来の機能はセルフジャミングプーリーで、引き上げや荷揚げに使われる。1/3引き上げなどのシステムを組むにあたっては、これがあるとはるかに効率的で楽。
 
一方には動くがもう一方には動かないという特性から、アッセンダーとして登り返しなどにも使用可能。レスキューに備えて常備する装備。

ペツルのタイブロック。

超軽量な緊急用アッセンダー。沢などのフィックス中間者登攀で、フリクションノット巻くかわりに使う方も多いのではないだろうか。軽いし、とりあえず持っていくことが多い。

1/3引き上げでは、マイクロトラクション+タイブロック+プーリーの組み合わせも一般的。ただロープにギザギザが食い込むので嫌がる人も。

ロックテリクスのシンプルアッセンダー。

シンプルにロープを挟み込むだけの構造でセットも簡単、しっかりと効く。3,000円ちょっとで買えてしまうのでコスパもよい。アッセンダーが動く角度に持ちながら下りも使える。
 
ロープを挟むときに上下を間違えないよう注意。上下の位置はイラストが描かれてるんだけど、アッセンダーを開くと分かりづらくなってしまうので、中にゴムテープを貼ってマジックで上下の矢印を書くとよいかも。
 
対応ロープ径が8mm~になってからは、使えるスタンダードなアッセンダーに。

ペツルのアッセンション。

いわゆるユマーリングに使用するハンドル付のアッセンダー。ロープ登高だけ考えると、当然最も楽に登れる。
 
しかし、なんといってもかさばる。普段持ち歩くことはないだろう、ヒマラヤでも行かない限り。
 
レスキュー検定の登り返し対策として購入したが、それ以外では登高の遊び道具。なお登り返しの場合は、バックアップとしてマイクロトラクションなどと組み合わせてアッセンダー2つとする。

サミットガイド宮崎薫Office WEBSITE

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