上野千鶴子氏の東大スピーチで思うこと

情熱大陸で上野千鶴子さんをやっていた。僕は彼女のジェンダーフリー論には与しないが、賛否両論の東大入学式でのスピーチは痛快だった。

昨年発覚した東京医科大・医学部入試での女子差別問題に触れ、
「頑張ったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったことを忘れないようにしてください」と話した。

世の中、公平平等であるべきで、自分が努力した分は必ず報われると考えるのは、大変傲慢な考えだと僕は思う。

「昔に比べたら」自由で平等な世の中は、先人たちが血を流して戦った積み重ねの上に与えられているもの。

決して当たり前に最初からあるものではない。

身分が固定されていて選択の余地すらなかった時代は、そんなに大昔のことではない。

ましてや法的に男女が平等に扱われるようになったのは、歴史的にみればつい昨日のことだ。

努力して報われるのは、そういう先人たちが積み重ねてきた環境があってのこと。
 
そして自分の努力以前に、多くの人たちの支えがあるからこそ人は生かされている。
 
不平等や差別は今でも厳然としてある。この世はユートピアではないのだ。
 
それでも、いま与えられてる環境でベストを尽くすしかない。たとえ報われることが保証されていなくても。
 
そして、どうしても我慢のならない理不尽さを感じるのなら、自分の力で変えていこうとするしかない。先人たちが血を流してそうしたように。


上野千鶴子さんが結婚すると、けっこういい奥さんになったりして。

こういうこと言うと本人からは、いい奥さんってなんですか?男性にとって都合のいい奥さんという意味ですよね?と厳しく返されるに違いない。
 
 
 
 

サミットガイド宮崎薫Office

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