クアッドアンカーとは、4つのポイントを持つアンカーのこと。
流動分散か固定分散での支点構築は、一般的にはアンカーポイント2点、中央のマスターポイント(セルフビレイとセカンドビレイに使用)1点のトリプルアンカーと言える。
クアッドアンカーはアンカーポイント2点、セルフビレイポイント1点、セカンドビレイポイント1点の計4ポイントから構成される。
具体的には、スリングを二重にしてオーバーハンドノットを2つ作る方法でクアッドにする。
クアッドアンカーシステムは流動分散と固定分散のいいとこ取りで、支点構築の際に流動と固定どっちにするかというモヤモヤが解消。
長所としては、
・オーバーハンドノットが流動分散の可動域制限となる。
・セルフビレイとセカンドビレイ、それぞれの荷重方向が異なっても対応可能。
・事前準備しておけばスピーディーに支点構築可能。
欠点としては、事前準備するクアッドが少しがかさばることと、スリングの汎用性が低くなることか。
【クアッドの作り方】
① 5.5mm×5mケブラーコードをダブルフィッシャーマンズノットでロープスリングにする。
(ケブラーコード使用が必須ではない)
② スリングを二重にする。
③ 中央部(マスターポイント)が段違いになるようにオーバーハンドノットを2つ作って完成。
上段をビレイデバイス用、下段をセルフビレイ用として使う。
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