「皮肉な悟り よしりん辻説法2」小林よしのり(著)

 
自民党の2012年改憲草案では国防軍を保持するとしているが、安倍加憲案では9条の1項、2項はそのままで3項に自衛隊を明記。

国防軍を保持する改憲案と両論併記となってはいるが、発議のハードルの高さを考えれば、平和憲法の象徴である9条の文言には一切手を付けずに、自衛隊を明記して違憲状態を解消したいというのが本音だろう。
 
憲法改正した首相として歴史に名を残したいという思いも、政治家なら当然あるだろうし。

9条の交戦権の否認は国連憲章にも書かれてる国際法。戦争のための交戦権の否認はなにも日本国憲法だけに書かれてる特別なことではない。
 
そして、ほとんどの戦争は自衛権の行使という名目で行われる。イラク戦争がそうであったように、先制的自衛権などという概念なども持ち出して。

このまま自衛隊明記だけでは、自衛隊は戦力ではなく「実力部隊」という訳の分からない存在のまま。
 
そして解釈変更で集団的自衛権を認めてしまったから、自主防衛力の弱い日本は相変わらず米軍頼りとなるし、軍隊ではない自衛隊がアメリカの侵略戦争に巻き込まれることも防止できない。

改憲ではまず個別的自衛権を明記して拡充し、憲法裁判所を設置し憲法によりそれをしっかりと統制する仕組みを作る。
 
アメリカの戦争に加担しやすくなる集団的自衛権はこれを認めない。小林氏の主張を要約するとこんなところだろうか。
 
しかし現実の状況を考えると、0.1歩でも前進できるのなら、まずは安倍加憲論でもやむを得なしと小林氏も最近態度を変化させてる感じ。
 
果たしてどのように改憲の発議はされるのか。日本の将来を左右する大変重大な問題だ。
 
 
 

サミットガイド宮崎薫Office

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