NHKスペシャル『ジオ・ジャパン』の書籍化。日本列島誕生の過程を、分かりやすくオールカラーで紹介してくれて、流れていくテレビの映像とはまた違い頭の中で整理しやすい。
宇宙と地球の誕生。
135億年前:インフレーション、ビックバン、宇宙誕生。
46億年前:地球誕生。
40億年前:陸地と海と生命の誕生。プレートテクトニクスによる陸地の衝突と合体。
しかしそもそも、何もない「無」の状態から宇宙が誕生したというところがどうしても納得できない。神様が創造したんだろうやっぱり。でも神様はどこから生まれたのか。
日本列島の誕生は3000万年前ころから。
① 3000万年前:大陸の東端で大陸側のプレートと海側のプレートがぶつかり、大陸の一部が分離。
② 2500万年前:大陸から回転しながら移動した2本の日本列島。
③ フィリピン海プレートに乗って次々と北上し衝突する伊豆の島々、富士山・伊豆半島・関東平野の誕生。
④ 1400万年前:紀伊半島および西日本の広域で同時連続的に噴火、西日本の山々の誕生。
⑤ 300万年前:フィリピン海プレートが北向きから北西向きに移動方向を変えて東日本に西向きの力、東西圧縮が起きて山々の誕生。
2本の日本列島の間にできた浅い海は、やがて新しい地層によって埋め立てられた(いわゆる地質学的な溝であるフォッサマグナ)ということになってる。
反対にフォッサマグナの断層によって陸起したのが日本アルプス。
糸魚川-静岡構造線の断層が見られる糸魚川のフォッサマグナパークは一度行ってみたい。
しかし、日本列島誕生の物語はあまりに壮大でイメージの範疇を超えている。本当はイザナギとイザナミが、矛で混沌をかき混ぜてつくったんじゃないのか。
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