横岳西壁 小同心クラック

 
【日程】 2019年10月5日(土)~6日(日)
【天候】 10/5晴れ、10/6曇りのち晴れ
【山域 山名】 八ヶ岳 横岳西壁 小同心クラック
【目的】 アルパインクライミング(個人山行)
【CT】
20)泊
美濃戸口(15:20)・・・J&N(15:20-16:30)
  
 
色づき始めた季節の八ヶ岳でアルパインクライミング。仲間4人で横岳西壁小同心クラックへ。
 
好天の週末、車で美濃戸口に着いたら駐車場はぎっしりで入れず。
 
誘導されて少し先の路肩に駐車。路肩なのに駐車料金1000円取られるってどういうこと。
 
赤岳鉱泉で腹ごしらえしてから出発。
 
 
僕は嫁のロープにテントまで持たされ重量20kg超えでいいトレーニング。
 
赤岳山荘前と堰堤広場で小休止入れながら北沢を歩く。
 
 
苔に癒される。
 
 
いい青空。
 
 
赤岳鉱泉に到着し、明日目指す大同心と小同心を望む。
 
 
テント2張りを設営して軽い宴会の後、夕ご飯。僕は好物の骨付きチキン入り中村屋カリー。
 
 
夕方少し冷え込んできたが、夜はそうでもなくぐっすりと眠れた。
 
翌朝、まだ暗い日の出前に出発。最初間違えて行者小屋のほうに少し歩いて行ってしまったのは軽いアップがわり。
 
赤岳鉱泉に戻り硫黄岳方面の登山道を進み、ロープをくぐって大同心沢分岐を右に入る。
 
 
少し進んで踏み跡をそのまま辿りながら、左側から大同心稜の尾根に乗っかる。
 
 
大同心稜の急峻な登りに息を切らしながら、やがて正面に大同心が現れる。アックスを落とした2月の裏同心ルンゼ以来。
 
 
冬に登った阿弥陀岳北稜のラインが美しい。
 
 
大同心雲稜ルートに取付いてるクライマーの姿が。
 
 
大同心基部まで進んで右にトラバースし、いったんルンゼを下降して登り返してから取り付きへ。
 
 
取付きは比較的広く安定している。2組に分かれて登攀の準備。
 
 
赤岳と阿弥陀岳。
 
 
準備してる間に3人組パーティーがやってくる。先行出来てよかった。
 
僕の組は2組目でツルベ。僕は4Pのうち偶数ピッチリードを担当。
 
1組目トップのリーダーは初見にもかかわらずあっという間に登り始めて見えなくなる。
 
 
1組目のフォローが登り始めてすぐに僕らも登攀開始。
 
1P( Ⅳ 40m)

階段状の優しいフェイスを左上。ピッチの切れるボルトが2か所あるが、そこでは切らずにさらにチムニーへ入り込みペツルの終了点。
 
人気ルートで渋滞することもあるためなのか、ルート全体を通してボルトが後から増やされてる感じで、ピッチを切る選択肢は複数ある。
 
岩は全体的に脆いという評価なので、慎重にホールドを確かめながら登った。
 
2P (Ⅳ 40m)

リード。1P終了点頭上のハング右側からチムニーに入り登っていく。
 
20mほど登り、左上する狭いチムニーへぐっと上がって入る。傾斜はあるが、基本的にステミング気味で登っていける。
 
プロテクションはハーケンと、ピナクルにスリングで出来るだけこまめに取る。
 
かなりロープを出して進み、肩の安定したテラスに出てペツルの終了点。ここでピッチを切った。
 
 
3P(Ⅲ 45m)
 
少し登るともう小同心の頭。
 
ここでいったん切っても良かったのだろうが、あまりに短いためそのままロープぎりぎりまで草付きを歩き、ピナクルでピッチを切ってもらう。
 
 
ここからは横岳山頂直下までコンテで進む。
 
4P (Ⅲ 20m)

横岳山頂直下。コンテでチェストコイルにしたパートナーのロープが絡まってしまい、さばきなおしてからリード。
 
ここは簡単なピッチだけど残置を見つけられず、1か所リンクカム#1を決めて、もう1か所ピナクルにスリングでプロテクション取った。
 
最後、横岳山頂に飛び出したら大勢の登山者がギャラリーとなってびっくり。
 
 
フォローをビレイしてる姿、写真に撮られたりして小恥ずかしい。
 
 
完登の喜びを分かち合い、4人全員握手して記念撮影。
 
 
装備解除して、無雪期に歩くのは久しぶりの縦走路を横岳から硫黄岳へ。
 
 
赤岩の頭ピークに立ち寄って赤岳鉱泉まで戻る。
 
 
テントを撤収して美濃戸口へ下山。ところどころ綺麗な紅葉。
 
 
下山後はJ&N でお疲れ様会。目当てのビーフシチューはまだシーズンではなかったけど、ハンバーグも美味かった。
 

サミットガイド宮崎薫Office

認定山岳ガイドによる技術講習とガイディングを通じて、スタンダードな登山の技術と登山の楽しさをお伝えしてます。はじめての登山から、雪山、バリエーションルートまで。今より一歩先の登山へのチャレンジを、安全に分かりやすくサポートします。 日常を脱ぎ捨てて山へ冒険に出かけましょう。