一般登山道以外のバリエーショルートや雪山をやるには、地形を把握し地形の弱点を突いてナビゲーションできるスキルが必要。
また、GPSアプリのみに頼り切ったナビゲーションだと、スマホが使えない状況に陥ったとき全く対応が出来なくなる。
ナビゲーションのために用意するもの。
① 国土地理院1/25000地形図
② コンパス
③ 高度計機能付き時計
④ スマホGPSアプリ
1. 1/25000地形図を200%コピーするなどして、1/12500にする。
(1/25000のままだと小さすぎて読図が難しいため)
◆ヤマレコ地図プリ経由で1/25000地図をA4用紙に印刷する方法
https://www.yamareco.com/map/map_cj.php
緯度・経度を入力、あるいはヤマレコから。
① 横印刷のときは地図サイズを1300x1880pxにする。
縦印刷のときは地図サイズを1880x1300pxにする。
② 「変更/再描画」ボタンをクリック。
③ 地図プリ画面左上の+-ボタンを操作しスケールバーを300mにする。
④ 印刷プレビュー画面が出たら、58%で印刷を行う。
2. 地形図へ情報を記入する。
・1/25000地形図では4㎝間隔(1㎞間隔)で磁北線を引く。
・蛍光ペンでルートを引く。
・現在位置を確認する確認ポイント(A、B、C・・・)を記入。
・確認ポイントごとに、次の目的地(確認ポイント)の方位や確認事項を記入したナビゲーションチャートを準備。
3. スマホGPSアプリの準備
・アプリは、ジオグラフィカ、山と高原地図、YAMAPなど複数の選択肢。
・スマホGPSは上空20,000キロを周回してるGPSなどの衛星のうち、4機以上から信号を受けて現在位置を特定する仕組み。
・GPSは携帯電波圏外でも使用可。あらかじめ電波圏内でアプリの地図を表示させておけばスマホに保存(キャッシュ)されて、圏外でも地図を表示せることができる。
・電池の消耗を抑えるために行動中は飛行機モードにする。
・スマホGPSによって常に正確な現在位置を把握できる。また事前にルートを地図上に表示させておくこともアプリの機能によって可能。
・歩いた奇跡(トラックログ)機能をONにしておく。
4. 登山口で高度計付時計の高度を合わせる。
・高度計は標高が上がるに伴い気圧が下がる原理を利用して測定。(0m=1013hPa基準)
・天気が悪い(気圧が低い)→高度を合わせて調整してないと、高度計は高い高度を表示。
5. 確認ポイントごとに、現在位置と次の進行方向を確認しながらナビゲーション。
・コンパスと高度計、GPSで現在位置と進行方向を確認。
◆コンパスでの進行方向の確認方法
① 地形図上の現在地から目的地に向けて、コンパスの長辺を当てる。
(コンパス長辺の下側を現在地、上側を目的地に)
② コンパスのリングを回して、リング内のノースマークと地形図上の磁北線が平行になるよう合わせる。
③ 地形図からコンパスを離して、地面と平行になるよう体の正面に構える。
④ 体を回転させて、ノースマークと磁針を一致させる。
⑤ この状態で進行線の示してる方向が、目的地の方向。
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