壬生義士伝

 
prime videoで『壬生義士伝』。昔一度観てるがいい映画だ。
 
原作は浅田次郎で、2004年の日本アカデミー賞最優秀作品賞。南部盛岡藩の脱藩浪士で新選組隊士の吉村貫一郎を題材にしてる。
 
この男を演じる中井貴一が見事。物腰柔らかく謙新鮮組で「守銭奴」と呼ばれた人物、しかし心の奥に秘めたるは、南部に残した家族への愛と侍としての本物の義。
 
最後まで己の愛と義を突き通そうとした新選組最強と言われた男。
 
斎藤一演じる佐藤浩市のニヒルさもいい。吉村を嫌って本気で斬ろうとまでした斎藤が、彼を守ろうとするまで変わっていく姿。中谷美紀も美しすぎる。
 
台詞がとてもいい映画だ。
 
『新選組隊士 吉村貫一郎!徳川の殿軍をばお務め申す!一天万乗の天皇さまに弓引くつもりはござらねえども―拙者の義のために戦はせねばなり申さぬ!いざお相手いたす!』
 
こう叫んで一人官軍へ突っ込んでいくシーンは心震える。
 
そして耳に残り続けるお国自慢。
 
『南部盛岡は日の本一の美しい国にでござりやんす。西に岩手山、南には早池峰山。城下を流れる中津川は桜の馬場の下で北上川に合わさって、まさに、まさに絵に描いたような美しき国にござりやんす。』
 
息を飲むはラスト15分。後年、吉村が守銭奴とバカにされても死して守り抜いた愛娘・みつと斎藤が会うシーン。
 
『おもさげなござんした、吉村先生。』の佐藤浩市の台詞に号泣。
 
新選組が時代のあだ花と散っていった後も、残り続けたものはきっとある。
 
 
 
 
 
 

サミットガイド宮崎薫Office

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