『ゴーマニズム宣言 2nd Season 第4巻』小林よしのり(著)

 
保守の立場から、女性・女系天皇支持論、伊藤詩織さんを誹謗中傷してきたエセ保守たちを激しく非難、韓国論、コロナ・パニックに踊らされるな!など。
 
エセ保守は物事の判断基準が、「安倍政権擁護か否か」しかなくなっていると著者は言う。
 
特に女性で国会議員である杉田水脈が、伊藤詩織氏へのセカンドレイプに加担したことを強く非難。
 
伊藤詩織氏は最近、Twitter上で彼女を誹謗中傷した漫画家のはすみとしこ氏を訴えた。SNSでは何を言っても許されるという風潮をぜひ変えてほしい。
 
匿名での投稿も法的責任を伴う。ネット事業者による発信者情報開示の簡略化も早く制度化すべきと思う。
 
巻頭のコロナ・パニックに踊らされるな!では、著者がブログでずっと言い続けてきた持論を展開。
 
インフルエンザでは年間1000万人が感染して1万人が死亡しているのに、日本の今の新型コロナの感染者数・死亡者数の状況で経済を止めるのは愚の骨頂。
 
新型コロナが流行する環境も医療システムも国によって違うのに、総合知のない「専門バカ」が欧州の状況を日本に当てはめてミスリードしてる。
 
それに乗っかってマスコミが恐怖を煽り、大衆の「恐怖」が一時医療崩壊寸前まで追い詰めてしまったと主張。
 
PCR検査を煽れば、ちょっと体調の悪い人や不安な人が殺到するから、医療リソースをひっ迫させるのは当たり前。
 
感染者のほとんどは無症状か軽症なわけだから、医療は重症者だけに特化する体制にして、軽症者は自宅療養、無症状者は通常通り経済活動というのが小林氏の主旨であり、僕もおおむね賛成。
 
そもそもウイルスなんて根絶できないんだから、共生していくしかない。

日本には江戸時代からの清潔文化があり、手洗いやマスクの習慣もある。そして欧米のようにキスやハグの習慣がなく、他人との距離感がある。
 
予防の下地が欧米とは全然違うのに欧米と同一に比較しようとしている。
 
これが書かれた後、緊急事態宣言は解除されて経済を動かすことに舵は切られた。というよりも、これしか選択肢はないのだ。
 
ただ、治療薬やエワクチンがまだなく、高齢者以外も一部あっというまに重症化してしまう事実も無視できないと思う。

新しい生活様式とかいうのは気に入らないけれど、しばらくは受容するしかないのかもしれない。
 
あと、卑弥呼=天照大神で邪馬台国=高天原という学説は面白かった。大変説得力あるし、建国の謎を解く話は是非またがっつり書いてほしい。
 
 
 
 

サミットガイド宮崎薫Office

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