◆8/29(2日目)コースタイム
涸沢ヒュッテ(4:00)・・・5・6のコル(5:40-6:10)・・・5峰頂上(6:40)・・・4峰頂上(7:40)・・・3峰取付(8:15)・・・2峰頂上(10:20)・・・前穂高岳山頂(10:40-11:20)・・・紀美子平(12:00-12:20)・・・岳沢小屋(14:10-14:35)・・・見晴台(15:35-15:45)・・・風穴(15:55)・・・岳沢登山口(16:30)・・・河童橋(16:45)・・・上高地西糸屋山荘(16:50)
2日目、前穂北尾根を登攀して前穂高岳登頂。重太郎新道から岳沢を下り上高地へ一気に下山。
AM3:15起床、ヘッデンつけて4時ちょうどに涸沢ヒュッテを出発。
かなり向こうにヘッデンの明かりが2つ見えて先行パーティがいる様子。
涸沢ヒュッテの裏の池の端を通り、小さくなった雪渓の左端を進む。
真っ暗でルートが分かりづらく、少し迷いながらも左に折れて5・6のコルの沢へ。沢の左側、草付き沿いを九十九折で登る。
。
次第に明るくなってきてトレースもはっきりするように。
素晴らしい穂高の眺望に思わず足を止める。
る。
コルから右側が涸沢側、左側が奥又白側。
る。
。
僕らも準備を整えて、まずは目の前にそびえる5峰の登攀を開始。
雲海の上に富士山が顔を出す。
ロープ出さずに問題なし。
5峰頂上から、4峰への稜線左側下をトラバースして4・5のコルへ。
続いて4峰。
リッジ沿いを登り、上部は大岩基部から左側を巻いて涸沢側稜線へ戻る。
とにかく岩が不安定で浮石多くて気を抜けない。無造作に手足を置いたりせず、慎重に確かめながら集中して登る。
底にものすごい音を立てて落ちていき肝を冷やした。
地震以降さらに不安定になってると聞いた通りで、3峰よりもむしろ4峰が核心と感じた。集中を切らさずに4峰頂上へ。
パートナーはアプローチシューズのまま登攀継続。
3峰はコルから20m上がった大岩下にリングボルト2つあり、ここでロープ出して取付く。ロープはエーデルリッド カナリー プロドライ 8.6mm 50mデビュー。シングルとダブルで使用できるロープでは最細最軽量。
僕が1組目トップバッターでリード。
残置ハーケンでプロテクション取りながら左上に登っていく。シングルロープにしたため、アルパインヌンチャクでランナーの長さとる。
右の涸沢側に戻ってチムニー手前テラスの直前にあるピナクルでピッチを切った。
すぐ上のテラスの支点は2組目に譲る。
どちらでもいけそうな感じ。
2組目も上がってくる。
眼下に涸沢。
続いて3ピッチ目で3峰は終了。頂上の右から巻きながら続けて2峰へ。
緩く問題なし。
そこから8mばかり懸垂。
前穂本峰の緩やかな岩稜をしばし歩き前穂高岳山頂へ。
2組目、3組目と後続も無事に登攀を終え、満足な表情を浮かべてやってくる。山頂で装備解除。カムは保険で3本持ってきたけど使わなかった。
前穂山頂から岳沢小屋までの重太郎新道は、急坂の悪路。登攀を終えても気を抜けずに慎重に下降していく。
そして下山路、ようやく花の写真を撮る余裕が。
イワギキョウ
トリカブト
ハクサンフウロ
サラシナショウマ
岳沢小屋で一休み。奥明神沢をやったのが懐かしい。
ここからは上高地までテクテクと下る。しかし疲れた体には意外と長い。
見晴台で休憩。
風穴からは天然クーラーの風が。
およそ13時間の行動の末、上高地に無事下山。
この日はもう1泊、西糸屋山荘でのんびりと。
ンツ買いに行った。
おいしい晩ご飯。そして部屋で宴会。
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