外岩の登り方ノート

インドアからスタートして外岩に出ていくと、ジムとはあまりにも違うホールドの細かさに怖くて登れない。

外岩を登ってみて、本当の意味で足で登ることの重要さを知る。 
 
・岩の表情をよく見てホールドをしっかり覚える。

・三点支持で登れるグレードは限られる。岩登りは実質的には三点支持ではなく、二点支持(+補助一点=三点確保)で登る。 二点支持の方が、残りの片手の手がかりを探せる範囲が大きく広がる。

・踵を絶対下げない。手はそえるだけという気持ちで。

 ・重心を壁に近づけ、膝の内側を壁にくっつけるように立つ。手の力は抜く。怖がって腕の力で引き付けないように。

・腕はインドアのように完全に伸ばさなくてもいい、膝を軽く曲げて顔ぐらいの位置で持つ。

・足を動かすとき動かさない方の足の真上に重心を持っていってから、足を上げる。立ち上がる前に下足をどこに置くか決めておく。

・乗り込んだ足に完全に重心を移動させてから立ちこんで手を出す。

・ 外岩では特に掻き込み足が重要。つま先の先端ではなく、親指の腹からググッとホールドを掻き込み、踵を上げて乗り込んでいく。足の指でホールドを掴む意識。
 
・手をとったら、それが一番効果的に体重をささえられる状態に足を小刻みに動かし、重心の位置を移動する(ハンドホールドを効かせる)。
 
・体が安定してから、次のムーブ(足→手)に移る。 ハンドホールドを取ったら足を動かすことを癖にする。手足限定のジムでは、この部分が疎かになりがちなので注意。
 
・次の足が遠くて近くに足場がない時はスメアリングで一気に上がってごまかして繋げる。
 
スメアリングするには、ある程度の手がかりが必要。スメアリングするときは、体を壁から離して靴を岩に押し付け摩擦を作り出す。
 
爪先はまっすぐ前に向ける(正対のインサイドエッジだと強い摩擦を作り出せない)。
 
・極小ホールドに対してもインサイドエッジではなく、極小ホールドの粒にスメアリングするイメージで爪先を前に向ける(スメッジング)。
 
5mm以上のホールドを探しておく。
 
【スラブの登り方】
 
インドアではなかなか練習できないつるつるのスラブ。

 ・親指の腹でベタッと踏み込み、スメアの要領でシューズのフリクション力を生かす。指を折って中指の腹で立にシューズの底をたわませるイメージ。

 ・重心移動、右足に立ち込んでいきたいときは、右足のかかとの真上にお尻の中央がくるぐらい重心を右足の上に持っていき、その上に垂直に立ち上がっていく。

・基本姿勢は壁から上体を離して重力方向に対してまっすぐ。踵を下げて爪先を押し付ける足置き。手順よりも次に足をどこにのせるか考えてムーブに入る。下足はトントントンと動かしていく。

サミットガイド宮崎薫Office

認定山岳ガイドによる技術講習とガイディングを通じて、スタンダードな登山の技術と登山の楽しさをお伝えしてます。はじめての登山から、雪山、バリエーションルートまで。今より一歩先の登山へのチャレンジを、安全に分かりやすくサポートします。 日常を脱ぎ捨てて山へ冒険に出かけましょう。