稲子岳南壁左カンテ

 
【日程】 2021年7月10日(土)~11日(日)
【天候】 晴れ/曇りのち小雨
【山域 山名】 八ヶ岳 稲子岳南壁左カンテ
【目的】 アルパインクライミング
【CT】 
7/10 高尾山口駅(16:00)集合ー八ヶ岳山麓別荘(19:00)泊
7/11 ミドリ池登山口駐車場(6:00)・・・しらびそ小屋・ミドリ池(7:15-7:30)・・・本沢温泉分岐(7:35)・・・登山道離脱点(7:50)・・・稲子岳南壁取付点(8:30-9:00)・・・稲子岳稜線(11:15-11:40)・・・しらびそ小屋・ミドリ池(13:00-13:20)・・・ミドリ池登山口駐車場(14:20)
 
梅雨の晴れ間を狙って北八ヶ岳のクラシックなアルパインルート、稲子岳南壁左カンテへ。
 
八ヶ岳山麓の仲間の別荘に前泊させて頂いて、早朝にミドリ池登山口に入る。
 
 
ゲートをくぐってしばらく歩くと、次第に急登となりシラビソの樹林帯に入っていく。
 
 
やがてしらびそ小屋に到着。
 
 
その横にはミドリ池。たしかにミドリ色に見える。
 
 
クリンソウ。リスの姿も見えた。
 
 
中山峠方面、左に本沢温泉へ行くトレイルを分けて進む。
 
 
登山道を離脱して樹林の中を南壁方向へ。
 
 
北八ヶ岳らしい苔むしたシラビソの森。所々にピンクテープあり。アルパインらしいアプローチでけっこうな急登が続き汗だく。
 
 
やがて右側に中央フェイスと左カンテを分ける凹状壁の岩壁基部が現れる。
 

左カンテ取付きは、左のルンゼを少し登った右側の樹林の中だが分かりづらい。僕らは既に取付いてる先行パーティの、滑る~とか大騒ぎしてる叫び声のおかげで分かった。
 
装備を整え終わったらお腹がモゾモゾしだして、仕方なく少し降って用を足す。
 
6人を3PT編成、僕は2組目の奇数ピッチをリード。
 
1P目(Ⅲ級)
 
取付くとすぐに赤いハーケンあり。ファイスを上がって35mほどで終了点アンカー。
 

2P目(Ⅲ級)

アンカーから右の凹角を登ってカンテのトップへ。カンテのトップから上部チムニの下部テラスまで5mがザレていて注意。チムニー下部でピッチを切る。
 

右のチムニーを登るが岩が不安定で緊張。ホールドにしたい大きなチョックストーンが不安定そうで信じられず、ステミング気味に登る。浮石も多く要注意。
 
 
チムニーではなく左のワイドクラックを登ってもいいらしい。
 
ビレイポイントのテラスからは眺望が広がる。
 
 
4P目(Ⅱ級)

優しい階段状をのぼって、上部の凹角下の暖傾斜へ。
 


5P目(Ⅲ級+)

上部の凹角を登って右側カンテのフェイスを登る。
 
岩角で支点構築してピッチを切ったが、そのまま左のクラックまで登ってもよかった。
 
 
6P目(Ⅲ級)

5mクラックを登ると終了点。クラックを登らずに右側から回り込んでも上がれる。
 
 
いいペースで完登。技術的には難しくないが、不安定な岩が多くてホールドを慎重に確認しながら緊張感を強いられるルートだ。ここで装備解除してしばし休憩。
 
稲子岳の稜線が目の前に出るとコマクサが出迎えてくれた。
 
 
コマクサの保護柵内側から出て、踏み跡を辿りながら下降開始。
 
 
岩と倒木の崩壊地をトラバースして登山道に合流。
 
 
ミドリ池で休憩して下山。
 

サミットガイド宮崎薫Office

認定山岳ガイドによる技術講習とガイディングを通じて、スタンダードな登山の技術と登山の楽しさをお伝えしてます。はじめての登山から、雪山、バリエーションルートまで。今より一歩先の登山へのチャレンジを、安全に分かりやすくサポートします。 日常を脱ぎ捨てて山へ冒険に出かけましょう。